ステージ攻略

考え方編

今回は運動をどのようにとらえるかを、ステージ攻略の観点から考えていきたいと思います。

さて前回は、自分のステータスを知りましょうってお伝えしました。rpg知らないよって方もいらっしゃると思うので、自分の能力(スペック)を知ることを「マリオ」で例えてみようと思います。ステージをスタートすると目の前にブロックやクリボーがありますよね。それをどのように突破するか。「マリオ」でいうなら「ジャンプ」や「ファイヤー」に当たる能力を、自分はどのようなものをもっているか。得意分野と苦手な分野を考えてみて、「クリボー」こと、今やろうとしてる「運動」にどう対応できるのか、そこから知ることから始めるといいと思いますよ、とまとめさせていただきました。

自分の得て不得手が理解できたところで、次に段階を踏んで成長しましょうといううのが、今回のテーマです。

得意を知り、張り切ることはいいことですが、そこで自分のスペック以上の課題や体力がついていかなくて燃え尽きる人をジムで良く目にします。現在ジムで勤めていて大体体感として、ジムに入会して運動が続く最初の壁、それは「三ヵ月」です。そしてよくSNSで「一ヵ月で-〇〇kg」ってよく見ると思いますが、見た目が自分でわかるようになるのも平均「三ヵ月」です。

これらのことからダメな例として、すぐに運動をやめてしまう人の特徴をあげると

  • 自分の能力に合わない運動をする
  • すぐに結果が出ると思っている
  • 休まない

続いて運動が続く人の特徴をあげると

  • きちんと段取りが出来ている
  • 自分の能力に合わせてメニューを考えている
  • 運動経験者が知り合いにいる

大まかに挙げるとこんな感じとなります。

でもそんなこと言っても、もしそんなことすぐにわかったら今苦労してないよって思いますよね?そこで今回も少しでも参考になるようなものを少しでも書けたらなと思いますので、お付き合い下さい。

では冒頭でも紹介したように、「運動」を「ステージ攻略」として考え行きたいと思います。そこで今回は「rpg」と「アクション(マリオ)」の二点で解説していきます。同じことを2パターンで例えるので、ご自身の合う方で想像してみてください。

rpgにおけるステージ攻略

ダメな例をRPGで例えれば

  • HPを回復しないで連戦する
  • レベル1でレベル10の敵に挑む
  • ずっとスライムと戦う

この3点になります。

HPを回復しないで連戦することは、次の敵の攻撃でやられてしまう可能性が高まります。今のレベルよりはるかに高い敵とは、一方的にやられて終わります。かといってやられるのが怖いからと言って、ずっと最初の敵としか戦わなかったらレベルも上がりません。

どうですか?みんな当然だろって思いませんでしたか?・・・でも、こと「運動」になるとみんなこれをやり始めるんです。そして挫折してみんなやめてしまったり、薬というチートを使おうとするんです。より簡単により手間なく痩せるようにと・・・。

ではどうすればいいかといえば

  • 運動して、筋肉痛だったら休もう
  • 回数(時間)を決めて、その回数(時間)をこなせるようになるまでは重さ(スピード)を増やさない
  • 自分のパパス(ドラクエ5)を見つけよう

ではそれぞれ深堀していきたいと思います。

まず、筋肉痛ってrpgでいえばHPが削れてる状態です。なのでその状態で運動を続ければ、毎回運動が苦しくなるだけでなく、やがてHPがなくなるように体も限界がきて、オーバーワークという体が思うように動かなくなります。なのでゲームでHPが減ったら宿屋に行くように、筋肉痛がある間はしっかり休みましょう。その方が早く成長するのは何となくお分かりいただけたと思います。因みに補足として、rpgにおける回復薬が運動にとってはプロテイン(タンパク質)になります。大体チョコ味を選べば間違いはないと思うので参考にしてください。

次に、回数×重量(距離)について。これが、ゲームでいうレベルに該当します。まずは自分のレベルを探ります。ここで回数を基準にします。ダイエットという観点からすれば、まず10回~20回を基準に回数を決めます。(ちなみに私は最初10回を基準値としました。)そこから軽い重さからスタートし、その基準値がギリギリ上がらない重さがやがて見つかります。そこがあなたの初期レベルです。そこから次はそのレベルを一回でも多く上がるようにチャレンジしてください。そしてその基準値の回数上がるようになれば、次の重さに移行していきます。

またこの概念は有酸素系(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)においても同じです。まずは運動する時間を決めます。次に最低限のスピードから初めて、決めた時間がこなせるようになったら、徐々にスピードであったり距離であったりを伸ばしていきましょう。目安としてはまずは15分~30分運動するくらいでいいと思います。それを初期値として、こなせるようになったら一段階スピードを上げていきましょう。そうすることにより自然と距離や歩数もどんどん増えていきます。ただ、一つ筋トレと違うのは、有酸素の場合は時間とスピードはそれぞれ交互に増やすことを推奨します。

要するに

  • 回数(時間)・・・経験値
  • 重量(スピード)・・・レベル

となるわけです。

そうすれば、たとえ重さや運動スピードが伸びなくても、回数や時間というう分野においては、成長を感じることができよりゲームのように、自分成長を楽しめますし、何よりも次の段階の重さや運動スピードに上がった時の喜びがひとしおになるといううわけです。また基準値を多め(低め)に設定することにより、けがややりすぎを防げるので参考にしてみてください。

最後に「パパス」こと運動において経験者を見つけるということについて。これは先ほどまでの自分のレベルを知ることや、レベルアップ方法をより正確かつ効率的にこなす方法です。ただ知り合いや友達は自分のデータしかないため、あなたのメニューといううよりは、その人の基準になる可能性があります。なので「パーソナルトレーナー」というう方にお金が別途かかることが多いですが、相談してみることをお勧めします。(まあ、最近トレーナーの質問題もあり、だんだん自分のトレーニング方法しか知らず、けがにつながるといううことも多発してますので、お気をつけて下さい。)

アクションゲームにおけるステージ攻略

さてまずダメな例をアクションゲームで例えますと

  • そもそもどんなアクションができるか分からない
  • クリア出来てないのに次のステージに行こうとする

となります。

まず、ゲームをするときジャンプは出来るのか、走るのは出来るのか、どうすればアクションを増やせるのかなど、このキャラクターは何を出来るかを知ろうとすると思います。またそれらを簡単なステージ1で慣れて、それから徐々に2、3・・・とステージを進めていきますよね。

至極当然のこと、と思いましたか?でもこと「運動」になるとみんなできないんです。自分の出来ることを調べることなく運動を始めたり、まだ最初のステージを攻略してないのにも関わらず、次のステージに進んでしまう・・・。なのでみんな挫折してすぐにやめてしまうのです。「運動」は死にゲーではありません。だれでもクリア出来るよう一緒に考えていきましょう。私が思うのは次の通りです。

  • チュートリアルをする
  • まず何が出来るか、軽い重さやゆっくりな動きから探る
  • 決めた基準値まで行ったら、次に進む
  • 休む

それぞれ深堀していきます。

そもそもどうやってその運動をすれば分からないですよね。そこでまず私がおすすめするのが、運動に詳しいパーソナルトレーナーに教えてもらうことです。ゲームでも最初に操作をするためにチュートリアルがありますよね。そんな感じだと思ってください。

ただゲームによってチュートリアルが異なるように、トレーナーも人それぞれ指導の方法が違います。また料金も別でかかりますので、ゲームでも最初触れて合わなかったら別のゲームに変えるように、自分に合わないなと思ったら他のトレーナーに変えるのも視野に入れつつご利用されることをお勧めします。お金をそこまでかけれない、マンツーマンの指導が怖いという場合は次の手順で自分で探っていただきたいと思います。

まずは、ゲームと同じく探ることから始めます。ここで大切なのは自分と他人を比べないことと軽い負荷から始めるといううことです。「マリオ」がビームを出せないように、あなたというキャラクターは他と比べるものではありません。また「マリオ」が最初からファイヤーが出せないように、最初から重い重量を扱ったり、長距離を走ることは出来ません。焦ることなく、少しずついろんなことに挑戦し、今の自分の出来ることを探っていき、またどの運動においても苦のない負荷から徐々に増やしていくことをお勧めします。これが焦って、YouTubeの人が~とか、周りの人が~とかで、いきなり100kg持ったり、いきなりフルマラソンしたりすると大けがにつながってしまうので気をつけてください。

じゃあ、どうやって増やしていくのか。それはあらかじめ基準値を決めておくことです。重さを扱う筋トレでのおすすめとしては、まずは10回~20回の間から決めるのをお勧めします。因みに私は「マリオ」の一面って大体10ステージだったので、10回を基準にしました(笑)。そこから一番軽い重さから初めて、10回出来たら次の重さに進むという感じにしました。そうすると、アクションゲームだと操作さえ覚えれば最初はサクサク進むように、どんどん先に進めて楽しくなると思います。そして運動においても怪我の心配が少なく成長できるので、ぜひ試してみてください。

因みに「マリオ」におけるキノコやファイヤーフラワーがプロテイン(タンパク質)になります。もし興味があればチョコ味なら間違いはないと思いますので参考にして頂ければ幸いです。

そして最後に、休むことです。ゲームに集中すると時間を忘れてやってますよね。そうするとだんだん集中できなくなってきて、やがて凡ミスを繰り返す。そしてふとした瞬間に疲れが急にやってくる。運動も同じです。どんなに焦っても、待ってるのは手痛いしっぺ返しです。いままで運動をしなかったのに、一歩踏み出して頑張った、それだけで十分素晴らしいことなのです。そして休むことも成長につながります。なのでかならず、運動後はゆっくり休んで、体を回復させてください。

以上2つの観点から、運動の進め方についてまとめさせていただきました。運動するうえでこの辺はもっとも大切な部分になると思うので、少し詳しく解説させていただきました。少しでもあなたの参考になれば幸いです。

次回は今回の目標を達成したときのご褒美についてまとめていきたいと思ます。

ではまた!

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